世界の月収ランキングTOP100【2020年版】

世界の月収ランキング

 世界の月収ランキングです。正確には1か月の可処分所得です。平均所得でランキングを付けると、平均年齢が若い国は低く出ます。逆に平均年齢が高い国は高く出ます。どの国でも程度の差こそあれ、年功序列が効いているからです。

 

 そういう意味では、初任給、あるいは40歳時点、50歳時点などある程度条件を統一すべきなのかもしれません。しかし、なかなかそこまで追求した統計資料はありません。

世界の月収を世界地図で可視化したもの

 世界の月収色分けマップです。

世界の月収色分けマップ

世界の月収色分けマップ

 緑色が深くなると所得が少なく、赤色が濃くなると所得が多くなる、ということです。こう見てみると、世界各国の格差が大きいのが一目でわかります。豊かな国は北米、北欧です。例外的に日本などの東アジア、豪、NZが分散しています。

 

 あくまで可処分所得です。そのため、収入が多くとも所得が伸びないという国も幾分ありそうです。

 

 いずれにしても、国の格差が大きく、所得の少ない国は国内における貧富の格差もまた大きいですね。これは、ジニ係数などで語られ、所得の再分配の大義名分となります。

 

 続いて本題である世界の月収ランキングを見てみましょう。

 世界の月収ランキングTOP100【2020年版】

2020 国名、地域 所得$/月
1 スイス 5845
2 アメリカ 3601
3 デンマーク 3403
4 シンガポール 3401
5 カタール 3242
6 オーストラリア 3232
7 ノルウェー 3058
8 香港 2866
9 アイスランド 2802
10 カナダ 2787
11 オランダ 2739
12 フィンランド 2660
13 日本 2638
14 スウェーデン 2618
15 ドイツ 2604
16 アイルランド 2561
17 アラブ首長国連邦 2552
18 ニュージーランド 2546
19 イスラエル 2420
20 イギリス 2335
21 韓国 2300
22 オーストリア 2242
23 ベルギー 2241
24 フランス 2221
25 クウェート 1829
26 サウジアラビア 1640
27 オマーン 1640
28 イタリア 1581
29 スペイン 1501
30 バーレーン 1429
31 台湾 1388
32 キプロス 1314
33 エストニア 1283
34 マルタ 1279
35 スロベニア 1264
36 チェコ 1089
37 南アフリカ 1089
38 スロバキア 961
39 ポルトガル 953
40 中国 951
41 リトアニア 935
42 レバノン 924
43 トリニダード・トバゴ 886
44 ラトビア 878
45 クロアチア 874
46 マレーシア 838
47 ポーランド 827
48 ギリシア 815
49 パナマ 771
50 パレスチナ 758
51 コスタリカ 749
52 ジャマイカ 718
53 ハンガリー 700
54 ヨルダン 655
55 タイ 627
56 ブルガリア 625
57 ルーマニア 621
58 ウルグアイ 606
59 チリ 603
60 イラク 592
61 グァテマラ 592
62 モンテネグロ 536
63 ボリビア 535
64 ボスニアヘルツェゴビナ 497
65 エクアドル 490
66 アルゼンチン 485
67 セルビア 483
68 ロシア 474
69 ホンジュラス 474
70 コソボ 468
71 メキシコ 457
72 ペルー 457
73 カザフスタン 456
74 トルコ 430
75 インド 428
76 モロッコ 418
77 ベラルーシ 410
78 ベトナム 404
79 ケニア 394
80 北マケドニア 384
81 アルバニア 364
82 パラグアイ 363
83 ウクライナ 359
84 ブラジル 348
85 ドミニカ 345
86 イラン 340
87 アルメニア 336
88 アゼルバイジャン 326
89 バングラデシュ 310
90 インドネシア 309
91 コロンビア 307
92 フィリピン 307
93 チュニジア 294
94 グルジア 283
95 アルジェリア 266
96 スリランカ 259
97 ウズベキスタン 230
98 エジプト 216
99 パキスタン 208
100 ネパール 189
101 ナイジェリア 182

こちらから作表

 日本はおおよそ30万円前後というところでしょうか。

 

 ポルトガルやスペイン、ギリシアといった南欧諸国が意外に低いことに気づかされます。また、ベトナム、フィリピン、カンボジア、バングラ、ネパールなどは実感よりは多少のずれがありますね。

 

 自分の住んだ国、あるいは行ったことのある国を比較してみると、違った景色が見えるかもしれません。

 

 

 およそ400ドルに位置する国で私は駐在をしていました。そこでの当時20代の現地の知人の月収を一覧にしてみます。ただし、およそ15年前です。今は当時と比べて1人当たり名目GDPで3倍になっています。

 

 さらに、私の知人というミクロな切り口ですので、あくまで参考程度です。

 

  • 現地資本住み込みホテルマン  40ドル
  • 地方公務員          50ドル
  • 中学校教員          60ドル
  • 日系メーカー社員      150ドル
  • 欧米系メーカー社員     250ドル
  • 日本の政府系開発援助団体  400ドル
  • 欧州の政府系開発援助団体 1200ドル

 

  • 現地系<日系<欧米系
  • 民間メーカー<政府系

  という順番で給与が高かったです。当然、現地アッパー層の学生就職人気もこの序列に沿ったものになっていました。このことからわかるのは、当たり前ですが先進国の経済水準と開発途上国の経済水準はそのまま給与水準としても反映されるということです。

 

 また、政府開発援助系は給与払いが良かったです。メーカーはシビアに現地水準を勘案しながら、ぎりぎり優秀な現地の人材を確保するラインを見極めていたように思います。結果、国連機関や政府系開発援助団体には国を背負って立つような人材が集まっていました。

 

 先進国から見れば開発途上国では、かなりの割安給与で優秀な人材が雇えるということになります。10年前はまだ生まれてきた国が良かっただけで誰もが豊かになれる条件がそろっていた時代だったとも言えます。日本で生まれて、日本国籍を持っていれば、誰もがある程度の豊かさを享受できた時代です。

 

 今は日本だけでなく、先進諸国にグローバリズムが広がっています。生まれた国で貧富が決まってしまうということは薄れつつありますが、依然その傾向はあります。ただし、その傾向は弱まりこそすれ、強くなることは無いでしょう。

 

 企業がコールセンターなどを海外に移しているように、日本においても代替可能な仕事はより賃金の安い場所へ移しています。ただ、日本は日本語という特殊性があるので、英語圏ほど国際的な外注化は進展しないように思われます。ただし、それは価格競争力に何らかの形で反映されてきますから、悩ましいところです。

世界の月収ランキングTOP100【2017年版】

 参考までに2017年のデータも掲載しておきます。一部を除いて大きな順位変動はありません。

2017 国名、地域 所得$/月
1 バミューダ 4,574
2 スイス 4,178
3 ノルウェー 3,237
4 アラブ首長国連邦 3,233
5 カタール 3,027
6 シンガポール 2,950
7 アメリカ 2,897
8 オーストラリア 2,873
9 ルクセンブルク 2,668
10 香港 2,651
11 デンマーク 2,537
12 アイスランド 2,512
13 アイルランド 2,484
14 日本 2,419
15 フィンランド 2,387
16 イスラエル 2,379
17 ドイツ 2,357
18 スウェーデン 2,327
19 カナダ 2,240
20 ニュージーランド 2,239
21 イギリス 2,145
22 韓国 2,118
23 オランダ 2,086
24 ベルギー 1,987
25 オーストリア 1,943
26 台湾 1,892
27 フランス 1,850
28 オマーン 1,811
29 サウジアラビア 1,770
30 マカオ 1,753
31 リビア 1,726
32 クウェート 1,710
33 バーレーン 1,657
34 イタリア 1,612
35 プエルトリコ 1,544
36 スペイン 1,350
37 キプロス 1,326
38 ザンビア 1,239
39 南アフリカ 1,227
40 マルタ 1,207
41 バハマ 1,161
42 スロベニア 1,093
43 レバノン 1,003
44 エストニア 909
45 トリニダード・トバゴ 904
46 中国 888
47 チェコ 885
48 ポルトガル 861
49 チリ 839
50 コスタリカ 835
51 スロバキア 833
52 ギリシア 800
53 アルゼンチン 791
54 マレーシア 789
55 ポーランド 784
56 クロアチア 745
57 ナミビア 707
58 パナマ 692
59 イラク 687
60 モーリシャス 684
61 パレスチナ 665
62 リトアニア 661
63 ラトビア 649
64 ヨルダン 621
65 ウルグアイ 606
66 ブラジル 596
67 タンザニア 594
68 グァテマラ 592
69 ロシア 586
70 フィジー 558
71 トルコ 558
72 ハンガリー 550
73 ジャマイカ 512
74 インド 507
75 ルーマニア 500
76 ブルガリア 488
77 メキシコ 488
78 ペルー 487
79 イラン 485
80 モンテネグロ 475
81 ボリビア 457
82 ホンジュラス 452
83 エクアドル 447
84 ボスニア・ヘルツェゴビナ 443
85 タイ 418
86 コソボ 399
87 モンゴル 397
88 モロッコ 393
89 カザフスタン 393
90 ドミニカ 373
91 ニカラグア 373
92 ジンバブエ 361
93 セルビア 349
94 コロンビア 345
95 エルサルバドル 336
96 ベラルーシ 334
97 ミャンマー 332
98 バングラデシュ 325
99 フィリピン 314
100 ガーナ 312
101 マケドニア 310
102 ケニア 301
103 インドネシア 299
104 アルジェリア 296
105 アルメニア 295
106 チュニジア 286
107 ベトナム 282
108 アルバニア 276
109 ルワンダ 274
110 ナイジェリア 270
111 パキスタン 262
112 スリランカ 255
113 ジョージア 247
114 エチオピア 224
115 アゼルバイジャン 223
116 モルドバ 220
117 カンボジア 202
118 ウクライナ 196
119 ネパール 172
120 ウガンダ 163
121 エジプト 154
122 シリア 98
123 ベネズエラ 31

  

 シリアは「アラブの春」以降中央政府が機能しておらず、結果として戦争・紛争による大破壊時代を迎えています。

 

 ベネズエラは政治が腐敗し、なおかつ極端な社会主義政治が国家の制度をずたずたにしています。世界最大の産油国の1つでありながら石油を輸入せざるを得ないぐらいにインフラが崩壊しています。

 

 この両国は1か月100ドルに満たない所得でやりくりしています。もちろん、統計に乗ってこない部分もあるでしょう。しかし、シリアにしてもベネズエラにしても、近年の政治的混乱が最貧国クラスへの転落を招きました。

 

 そして貧困につきものの治安の悪さもつきまとっています。政治の安定あっての経済の安定、治安の安定というのは間違いのないところです。この2か国は政治が崩壊するほんの数十年前までは、安定した比較的豊かな国だったのです。両国とも日本人が比較的安心して駐在できる、企業進出をしていた国でした。

 

 現代日本は基本的には公正に選挙が行われ、秩序ある立法、行政が機能しています。日本にいると、秩序は空気のように感じられますが、これこそが脈々と受け継がれてきた日本人の最大のレガシーなのかもしれません。

 

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 日本の治安の良さは有史以来、今が最高レベルと言って良いでしょう。

 

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  可処分所得を増やすには、発想の転換が必要です。

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 日本人の平均的な家計の平均です。世界的にみれば豊かですが、物価も相応に高いです。そのバランスが難しいですね。

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提供元: たぱぞう米国株投資
世界の月収ランキングTOP100【2020年版】

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